[読みたい論文] 希土類で起こることはカルシウムでも起こる、のか?

カルシウムおすすめ。

σ結合メタセシスが簡単に起こる、希少でない金属元素です。

[Organometallics 2017, 36 (20), 3981–3986]
Hydrocarbon-Soluble Bis(trimethylsilylmethyl)calcium and Calcium–Iodine Exchange Reactions at sp2-Hybrized Carbon Atoms (Koch, Alexander; Wirgenings, Marino; Krieck, Sven; Gテカrls, Helmar; Pohnert, Georg; Westerhausen, Matthias)
Web: http://dx.doi.org/10.1021/acs.organomet.7b00592

Graphical Abstractお借りしますね。

 

カルシウムの化学的性質は、希土類と似ているところがあって、イッテルビウム(Yb)上で起こる反応は、かなりの確率でカルシウムでも起こりうる(と思う)んです。

銅鉄なんとかではありませんが、たくさん報告されている、比較的高価な希土類の反応をベースに、カルシウムの化学を追いかけて行くのも、案外いいんじゃないかなと。

上記の論文での反応も、配位子交換というか、σ結合メタセシスというか、希土類では割とありがちなものですね。ああなるほどという感じ。希土類はソフトなヨウ化物イオンをポイッと放出しがちなんですが、カルシウムも、なんですね。

 

あまりにも希土類と似ているので、違いを探したくなります。

そんなわけで、読みたい論文に追加です。

 

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