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これをやらなきゃうまくいかない!USBメモリにmacOSをインストールして起動ディスクとして使う方法

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Posted: April 20, 2020

Keywords: AAPL

この記事を書いた人

「牧岡ふうふ堂」オーナー。博士(工学)。
酒都圏在住。
某地方の国立系工業大学でアシスタントをしていました。 専門は有機反応・金属錯体(主に希土類)・π共役系。
twitterアカウントは@makiokafufudo(お仕事用)、@ymakioka(個人用)です。

 

先日仕事で使っているMacを起動できなくなりました。OSが入っているSSDが認識されなくなったのです。9年前に買ったMacBookPro、OSインストール用のDVDが付属しない程度の新しさ(?)である一方、ネットワークからのOSインストールが不可能なほどの古さ(サポートから外れたか)で、どうしたものかと試行錯誤の末、USBメモリにmacOSをインストールして、なんとか起動できました。

USBメモリにmacOSをインスチールする方法はAppleのサポートページに書かれています。今回の私の事態に陥った場合には別のMacからUSBメモリにインストーラを入れることになります。

macOS の起動可能なインストーラを作成する方法 

で、ここに書いてある通りにやればいいのですが(ターミナルでの操作でMyVolumeを別の名前に置き換えることに注意。大体は”UNTITLED”か?)、重要なことが一つ。これをやらないとインストーラからのOSのインストールに失敗します。

それは、

 

パーティションを切っておくこと

です。

ディスクユーティリティでUSBメモリをMac用に初期化した後、「パーティション」で2つ以上のパーティションにしておかないと、USBメモリへのmacOSのインストールはまず失敗します。

2つのパーティションのうち1つ(「元からある方ではなく追加した方のパーティション」だとなおいいです*)にインストーラを入れておき、USBメモリを接続したMacを起動(オプションキーを押しながら起動して起動ディスクにインストーラを選ぶ)し、別のパーティションにmacOSをインストールします。こうすると、インストールは無事に終わります。

余談ですが、今回の私のMacBookProのトラブルはSSDの異常ではなく、SSDとロジックボードをつなぐケーブルの何かに原因があるようです。もしかしたらロジックボードにも異常があるのかもしれません。内蔵していたSSDを外付けUSB接続しするとMacBookは起動していますが、MacBookProは買い替えとなりそうです。今品薄なんですよね…困った。

*インストーラを入れておいたパーティションを削除し、容量の少ないUSBを有効に使うことができます。

 

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