[読みたい論文] リン-水素結合切断: tBuOKで

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Posted: July 12, 2017
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この記事を書いた人
「牧岡ふうふ堂」オーナー。博士(工学)。
酒都圏在住。
某地方の国立系工業大学でアシスタントをしていました。 専門は有機反応・金属錯体(主に希土類)・π共役系。
twitterアカウントは@makiokafufudo(お仕事用)、@ymakioka(個人用)です。

 

20年続く、息の長い研究です。

材料製造への用途など、いろいろ使える反応のようです。

[Org. Biomol. Chem. 2017, 15 (26), 5462−5467]
t-BuOK-mediated reductive addition of P(O)-H compounds to terminal alkynes forming [small beta]-arylphosphine oxides (Zhang, Ji-Shu; Zhang, Jian-Qiu; Chen, Tieqiao; Han, Li-Biao)
Web: https://doi.org/10.1039/C7OB01104K

Graphical Abstractお借りしますね。

韓さん@産総研、他。

アルキンとリン-水素結合を持つ化合物の反応。触媒はt-BuOK。

報告されているこのテの反応の多くは、生成物は炭素-炭素二重結合と炭素-リン結合を持つ化合物なのですが、本論文で報告されている生成物は、炭素二重結合まで水素化されています。

要旨には、”double addition”の後に水素移動が起こると書かれているのですが、このdouble additionが具体的に何なのかちょっとわからない。多分リン化合物2分子がアルキンに付加するんじゃないかと思うのですが、全体的な反応機構を、論文本体を見て確認したいところです。

そんなわけで、読みたい論文に追加です。

 

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