[読みたい論文] 保護の要らないアミド還元

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Posted: January 23, 2016
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この記事を書いた人
「牧岡ふうふ堂」オーナー。博士(工学)。
酒都圏在住。
某地方の国立系工業大学でアシスタントをしていました。 専門は有機反応・金属錯体(主に希土類)・π共役系。
twitterアカウントは@makiokafufudo(お仕事用)、@ymakioka(個人用)です。

 

シンプルな水素還元てのもいいですね。

ところでガス圧どれくらいなん?

[Angew. Chem. Int. Ed. 2016, 55 (4), 1392−1395]
Tailor-Made Ruthenium-Triphos Catalysts for the Selective Homogeneous Hydrogenation of Lactams (Meuresch, Markus; Westhues, Stefan; Leitner, Walter; Klankermayer, Jürgen)
Web: https://doi.org/10.1002/anie.201509650

Graphical Abstractお借りしますね。

ルテニウム触媒による環状アミドの水素還元。ラクタムですね。

嵩高いホスフィン配位子で、ルテニウム錯体が二量化して不活性化してしまうのを防ぐのだそうです。ホスフィンはトリス(クロロメチル)エタンとジアリールホスフィンを、塩基の存在下で反応させて合成してるようです。

Graphical Abstractではラクタムの構造をシンプルに描いてます。要旨を読んでると官能基を含んでるラクタムを取り扱ってるのかなぁと思ったので、Supporting Informationをチェックすると…。

グリシン二量体くらいしか他には見つからず…

…そうですか。

そんなわけで読みたい論文に追加です。

 

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