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Posted: January 5, 2016
WordPressの記事をアーカイブ化したものです。
この記事を書いた人
「牧岡ふうふ堂」オーナー。博士(工学)。
酒都圏在住。
某地方の国立系工業大学でアシスタントをしていました。
専門は有機反応・金属錯体(主に希土類)・π共役系。
twitterアカウントは@makiokafufudo(お仕事用)、@ymakioka(個人用)です。
おまえらの仲の良さは異常。
[
Organometallics 2015,
34 (24), 5703−5708]
Transition Metal Complexes of a “Half-Parent” Phosphasilene Adduct Representing Silylene→Phosphinidene→Metal Complexes (Hansen, Kerstin; Szilvási, Tibor; Blom, Burgert; Driess, Matthias)
Web:
https://doi.org/10.1021/acs.organomet.5b00772
Graphical Abstractお借りしますね。

DMAPには窒素原子が2つあって、なぜピリジン環の方がケイ素に配位しているのかてのは、大学で習う有機化学の基礎的なとこね。
こんな異常原子価なケイ素やリンを扱えるようになったてのは、いい時代になったってもんです。
右側の錯体、ケイ素-リン結合のところが二重結合ではなく、配位結合に近いかなてことらしいですが、要旨では微妙な書き方でして。DFT計算してことからも、既知の錯体との比較でてことではないようですが、本文読んできちっと理解したほうがいいかな。
そんなわけで読みたい論文に追加です。
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