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Posted: January 27, 2016
WordPressの記事をアーカイブ化したものです。
この記事を書いた人
「牧岡ふうふ堂」オーナー。博士(工学)。
酒都圏在住。
某地方の国立系工業大学でアシスタントをしていました。
専門は有機反応・金属錯体(主に希土類)・π共役系。
twitterアカウントは@makiokafufudo(お仕事用)、@ymakioka(個人用)です。
これは予期せぬ反応だったのではなかろうか。
[
Angew. Chem. Int. Ed. 2016,
55 (4), 1474−1478]
Chemo- and Regioselective Hydrogenolysis of Diaryl Ether C−O Bonds by a Robust Heterogeneous Ni/C Catalyst: Applications to the Cleavage of Complex Lignin-Related Fragments (Gao, Fang; Webb, Jonathan D.; Hartwig, John F.)
Web:
https://doi.org/10.1002/anie.201509133
Graphical Abstractお借りしますね。
炭素-酸素結合形成反応を報告された後は、切断反応ですか。いいですね。
ジアリールエーテルのどちらの炭素-酸素結合が切断されるかですが、これは「置換基の多い方」なのだそうでして。
置換基にもいろいろありますがなとSupporting Informationを見てみると…ベンジル保護基は外れるのか。へぇ。
反応させてるジアリールエーテルを、炭素-酸素結合を経て合成してるのがおもしろいですね。
くっつけたり切ったり楽しそうなので、読みたい論文に追加です。
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