[読みたい論文] シリルエノラートからカチオン

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Posted: February 4, 2016
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この記事を書いた人
「牧岡ふうふ堂」オーナー。博士(工学)。
酒都圏在住。
某地方の国立系工業大学でアシスタントをしていました。 専門は有機反応・金属錯体(主に希土類)・π共役系。
twitterアカウントは@makiokafufudo(お仕事用)、@ymakioka(個人用)です。

ベンジル炭素に結合する水素が”unactivated”かどうかは置いておこう。

[Chem. Commun. 2016, 52 (11), 2300−2303]
An expedient synthesis of functionalized 1,4-diketone-derived compounds via silyloxyallyl cation intermediates (Stepherson, Jacob R.; Fronczek, Frank R.; Kartika, Rendy)
Web:https://doi.org/10.1039/C5CC09763K

Graphical Abstractお借りしますね。


カンファースルホン酸て、プロトン酸ですよね?

ヒドロキシル基を持つシリルエノラートとプロトン酸触媒からカチオンを発生させ、別のシリルエノラートに付加させる反応。

シリルエノラートとプロトンを反応させるとふつうは酸素-ケイ素結合が切断されるのですが、ヒドロキシル基があると違うのですね。TBS基がかさ高くて脱離しにくいのもあるのでしょうが、驚きました。

…あれ?「別のシリルエノラート」のトリメチルシリル基は大丈夫なのでしょうか。

それはそうと、元々のシリルエノラートはアニオンと考えることができる化合物なのですが、これから発生したカチオンは1,3-双極子と考えることができるんじゃないかもと思ったり。

そのあたりのことも書いてたりするかもしれないので、読みたい論文に追加です。

 

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