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エポキシドと二酸化炭素の交互重合といえば、ビスマスと思っていたのですが…。
[J. Am. Chem. Soc. 2017, 139 (20), 6787−6790CO2-Controlled One-Pot Synthesis of AB, ABA Block, and Statistical Terpolymers from β-Butyrolactone, Epoxides, and CO2 (Kernbichl, Sebastian; Reiter, Marina; Adams, Friederike; Vagin, Sergei; Rieger, Bernhard)
Graphical Abstractお借りしますね。
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単純に言えば、二酸化炭素があると、シクロヘキセンオキシド(GAの緑色のやつ)と二酸化炭素の交互重合が優先して進行し、二酸化炭素がないと、β-ブチロラクトン(GAの青色のやつ)の短重合が進む、ということでしょうか。
ところで、CO2が3 barの場合は、亜鉛と結合しているのがシクロヘキセンオキシド由来のもので、40 barだとCO2由来のものなのは、何か理由があるのでしょうか。
…そう思ったのですが、CO2なしでのシクロヘキサンオキシドの短重合の後の、40 bar のCO2の存在下では、シクロヘキセンオキシド由来のものが結合している。謎です。
そのあたりのことを知りたいので、読みたい論文に追加です。