Archive|Nanoniele|MakiokaFufudo

 

[読みたい論文] 二酸化炭素が反応を支配する

Viewed: 07:02:56 in January 30, 2020

Posted: May 25, 2017
WordPressの記事をアーカイブ化したものです。

この記事を書いた人
「牧岡ふうふ堂」オーナー。博士(工学)。
酒都圏在住。
某地方の国立系工業大学でアシスタントをしていました。 専門は有機反応・金属錯体(主に希土類)・π共役系。
twitterアカウントは@makiokafufudo(お仕事用)、@ymakioka(個人用)です。

 

エポキシドと二酸化炭素の交互重合といえば、ビスマスと思っていたのですが…。

亜鉛ですか色々出てくるものですね。

[J. Am. Chem. Soc. 2017, 139 (20), 6787−6790CO2-Controlled One-Pot Synthesis of AB, ABA Block, and Statistical Terpolymers from β-Butyrolactone, Epoxides, and CO2 (Kernbichl, Sebastian; Reiter, Marina; Adams, Friederike; Vagin, Sergei; Rieger, Bernhard)
Web: https://doi.org/10.1021/jacs.7b01295

Graphical Abstractお借りしますね。


亜鉛錯体を触媒とする、エポキシドとラクトンと二酸化炭素の開環重合。

単純に言えば、二酸化炭素があると、シクロヘキセンオキシド(GAの緑色のやつ)と二酸化炭素の交互重合が優先して進行し、二酸化炭素がないと、β-ブチロラクトン(GAの青色のやつ)の短重合が進む、ということでしょうか。

ところで、CO2が3 barの場合は、亜鉛と結合しているのがシクロヘキセンオキシド由来のもので、40 barだとCO2由来のものなのは、何か理由があるのでしょうか。

…そう思ったのですが、CO2なしでのシクロヘキサンオキシドの短重合の後の、40 bar のCO2の存在下では、シクロヘキセンオキシド由来のものが結合している。謎です。

そのあたりのことを知りたいので、読みたい論文に追加です。

 

あわせてどうぞ

アーカイブ化したWordPress記事
よく読まれている記事をアーカイブ化しました。

[読みたい論文] DMSOは反応しない。
頭の中を整理しなくてはいけません。

[読みたい論文] 炭素-炭素結合じゃなくて炭素-硫黄結合切断/形成
逆反応はおこらないのかなぁ?

[読みたい論文] ヘテロ環が…
あれ?

[読みたい論文] パワーエサはフラーレン
名作ゲーム。

[読みたい論文] アルキルハライドのシリルラジカル活性化
ごめん何言ってるかわからない。

[読みたい論文] 付加かエノール化か
今本反応剤て知ってる?

[読みたい論文] 有機ルイス酸でチオール付加
たまには炭素-硫黄結合形成反応も。

[読みたい論文] 椅子型・axial位にでかいのある
酸化的付加にもいろいろある。

[読みたい論文] だからそのBrønsted Acidて何?
侯さんのじゃなかった。

[読みたい論文] 脱離基はアミノ基
パラジウムに切れないものはない。