Viewed: 02:35:55 in July 6, 2025
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SNSなどのMacコニュニティでMacBook Airの発熱や速度低下に関するコメントが見られます。私が実際に使って熱周りについて思ったところを書いていきたいと思います。
YouTubeで動画を再生すると…
Zoomを使用すると…
私が1週間使って(6/30追記: 1ヶ月使ってもです)、ファンの音に気づいたのはたった1度だけ
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1週間使って「あ、ファンが回ってるな」と気づいたのはたった1度、TimeMachineでのバックアップを行っている時だけです。YouTubeで動画を観たりしている時にAirの本体が熱くなることはないです。使っているブラウザは Safariです。
使い方だと思います。
今まで10台近くのMacを使ってきた私ですが、「移行アシスタント」などの丸ごと方式を取らなかったのは今回が初めてです。丸ごとデータを移すのは楽なのは楽なのですが、古いデータなども取り込んでしまいがちですし、ここらで一度スッキリさせた方がいいかなと思ったのです。
「移行アシスタント」などを使い終わってMacを起動した時には、Spotlight検索のためにOSがいろいろやるようで、特にmdworkerなどのプロセスが動いているときにはCPUの使用率が高く、結果として本体が熱くなったりファンがうるさくなったりしたものです。iPhoneなどでもそういうことありますよね、iOSをメジャーアップデートした後にやたらとバッテリーが消費されるやつです。
今回はまっさらな状態から必要なものを入れていく方法を取っているからか、mdworkerなどはおとなしいですね。
そんなわけで、もし使っているMacBook Airが無駄に熱い場合には、mdworker (やmds)を疑うべく、「アクティビティモニタ」でCPU使用率を確認してみるといいと思います。本体が熱くなったていたり、ファンが回っていたりするときには、何かのプロセスの使用率が高いはずです。通常はmdworker関連はしばらくほっとけばおとなしくなりますが、長時間CPU使用率が高いままの場合には、何らかの異常があるかもしれません。
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MacBook Airの13インチの画面とピクセル数であれば、1Kで十分でしょう。大きな画面で4K動画を観たいのであれば、適当なセットトップボックスを買えばいいんじゃないでしょうか。餅は餅屋です。
動画編集は?
よく言われている通り、MacBook AirとProの違いは排熱力にあります。13インチでもProの方が排熱力はあり、CPUの高クロック数も維持されます。Airの場合は動画のエンコーディングなど、長時間の高負荷作業は苦手で、作業時間が長いほど効率は落ちます。
なので、時間の長い動画編集を頻繁にやるのであれば、排熱力に優れたMacBook Proを買うべきです。
負荷がかかる作業を長時間しない限りは、MacBook Airが熱くなることはそんなにはありません。Airは長時間負荷がかからない作業シーンを想定して購入すべき機種です。「瞬発力」はProと大差ありませんので、短い時間での高負荷作業は楽々こなしてくれます。
何度も言いますが、AirだろうとProだろうと、動画の編集、特にエンコーディングをやると本体は熱くなります。仕事量と発熱量に強い正の相関があるのですから当然です。
Airで動画編集をゴリゴリやっての「熱い!」「遅い!」とのコメントを見かけても、「そりゃそうでしょ、使い方に無理がある」としか言いようがありません。歴代のMacBook Airの立ち位置から現行のAirがそんなタフな使い方を想定した機種でないことは確かですし、タフな処理ができるのであればProの立場がありません。
というわけで
(1) AirだろうがProだろうが、負荷をかければ熱くなる。
(2) 動画編集などの長時間の高負荷作業を想定するのであれば、Proを買うべき。短時間の高負荷作業を想定するのであればAirでも十分。
(3) 何もしないのにAirが熱いのであれば、mdworkerなどのプロセスが走っていないか、「アクティビティモニタ」でCPU使用率を確認。
以上、ご参考まで