ツブ貝中毒を経験した話

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Posted: April 22, 2019
WordPressの記事をアーカイブ化したものです。

この記事を書いた人
「牧岡ふうふ堂」オーナー。博士(工学)。
酒都圏在住。
某地方の国立系工業大学でアシスタントをしていました。 専門は有機反応・金属錯体(主に希土類)・π共役系。
twitterアカウントは@makiokafufudo(お仕事用)、@ymakioka(個人用)です。

 

忘れてしまいそうなので、ツブ貝中毒になった話を書きました。

もちろん、個人的な症状なので、体験談程度に留めておいてください。

経験したのは2018年の11月某日。

醤油のストックが少なくなってきたので、まとめ買いするために山口県の下松にあるスーパーへ行くことにしたんです。

ただ行って帰ってくるのではなんなので、広島自動車道で北に上がって中国自動車道へ入り、島根県の六日市インターで高速を降りて山賊の錦店でお昼ご飯。

ご飯の後は、下松に向かって国道を走っていたのですが、2018年7月の豪雨のため国道は通行止で、かなり細い道を迂回させられました。

迂回中にこんなものに遭遇したりして。

後で気付いたのですが、迂回路が例の事件のあった集落を通る道でした。

無事にスーパーに到着してコーヒー豆を買って、食品コーナーでターゲットの醤油を確保して、鮮魚コーナーで魚とかを色々見ていたら、特売品のツブ貝入りの網皿があったんですよね。

私は瀬戸内海の沿岸で育ったので、魚には割と詳しい方なのですが、貝といえばカキとかサザエとかアサリとかニイナ貝とか、貝毒などのリスクも含めてそのくらいしか知らなかったんです。サザエなんかはツノがないのが普通だと思っていましたから。スーパーのある下松は瀬戸内海側にある街ですが、山口県は日本海にも接しているので、ああ、日本海のものもよく売られているのかなあと思ったり。

ツブ貝の網皿の側には店員さんがいて、安いですよ、沸騰したら火を止めて冷めるまで待って、それから食べると美味しいですよ、と、調理の仕方を教えてくれてました。

安いしここまで来たのだから日本海の食材でもと、一網買って帰ったんです。で、早速調理。

食感や味の異常は感じなませんでした。というか、本来の味を知らなかっただけかもしれませんが、美味しかったです。貝の中身を全部食べました。

でも、忘れていたのですよね。ツブ貝の唾液腺を除いておくのを。毒があるんです。カキやアサリなど、ウィルスや貝毒のリスクが高い時は出荷が止められると思い込んでしまっていました。

以下、ツブ貝を食べてからの時間経過です。

あくまでも私の個人的な印象であることをお忘れなく。

 

15分後

なんとなくではあるが、体の異変を感じ始める。

 

30分後

目の焦点が合わなくなってくる。寒気を感じ始め、座っているのが辛くなってくる。

寝っ転がりながらWeb検索し、ツブ貝の毒にやられたことを確信する。

 

1時間後

目の焦点が合わない、寒気が続く。

毛布を被ってホットカーペットの上に寝転がり続ける。

起き上がるとふらつく。

体のコントロールが効かず、ものを手でつかむのがかなり難しい。

 

2時間後

自覚症状は続いている。

とにかくじっとしている。

わけもなくなんだか笑えてくる。

 

3時間後

少しづつではあるが、寒気が取れてくる。

体が動くようになり始める。

 

5時間後

元の状態に戻る。

というわけで、ツブ貝を買って食べる時には最新の注意を。ツブ貝中毒に関する情報はいろんな自治体のWebなどで見ることができます。

 

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