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[読みたい論文] C-H結合活性化?Pdの価数がようわからん

Viewed: 10:41:53 in July 2, 2025

Posted: December 22, 2015
WordPressの記事をアーカイブ化したものです。

この記事を書いた人

「牧岡ふうふ堂」オーナー。博士(工学)。
酒都圏在住。
某地方の国立系工業大学でアシスタントをしていました。 専門は有機反応・金属錯体(主に希土類)・π共役系。
twitterアカウントは@makiokafufudo(お仕事用)、@ymakioka(個人用)です。

 

カルベン錯体なのかアルキリデン錯体なのか、ようわからんね。

[Organometallics 2015, 34 (19), 4684−4692]

C−H Activation Reactions of a Nucleophilic Palladium Carbene (Comanescu, Cezar C.; Iluc, Vlad M.)

Web: 10.1021/acs.organomet.5b00414

Graphical Abstractお借りしますね。

C-H結合活性化?酸塩基反応とは違うのかな、反応のpKa依存性あるみたいだし。pKa = 32のPh2CH2は反応しないんだよね。例示されて る化合物のpKa、25未満(例外ひとつあるかも)だったような。

そもそもこのPdカルベン錯体のPdの価数は0なのか2なのか、どっちなんだろう。示してあるように2価でいいんだと思うが、だったらカル ベンて言ってるのどう辻褄合わせるんかなぁと。アルキリデン錯体とした方がいいんじゃないかなぁ。私が間違ってるのかもしれんけど ね、歴史的なものもあるんかも。

読まないとわからない、なので読みたい論文に追加です。

 

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