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Posted: June 9, 2017
WordPressの記事をアーカイブ化したものです。
「牧岡ふうふ堂」オーナー。博士(工学)。
酒都圏在住。
某地方の国立系工業大学でアシスタントをしていました。
専門は有機反応・金属錯体(主に希土類)・π共役系。
twitterアカウントは@makiokafufudo(お仕事用)、@ymakioka(個人用)です。
ええっと早見優の2曲目のシングルてなんだったけな。
早見優といえばやっぱり"夏色のナンシー"だよね。
[
Chem. Eur. J. 2017,
23 (32), 7682−7685]
Instantaneous Conversion of [11C]CO2 to [11C]CO via Fluoride-Activated Disilane Species (Taddei, Carlotta; Bongarzone, Salvatore; Gee, Antony D.)
Web:
10.1002/chem.201701661
Graphical Abstractお借りしますね。
二酸化炭素の還元で一酸化炭素を作る反応はちょくちょく報告されていますよね。光触媒を使うものとか。石谷先生。
この論文では二酸化炭素をジシランで還元して一酸化炭素にしています。ジシランを酸化してシロキサンにするのが狙いではないです。
重要なのは反応時間と二酸化炭素の”炭素”。炭素11の半減期は20.38分。この論文での反応時間が10分でも、反応中に炭素11が1/4くらい減少するわけで、ホント、時間との勝負ですよね。こりゃ大変だ。
同位元素標準化合物合成の世界はあまり知らなかったので、読みたい論文に追加です。
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