[今日描いた構造式] allyltriethylsilane

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Posted: October 11, 2018

[J. Am. Chem. Soc. 2018, 34 (39), 11886−11897] Scalable and Highly Diastereo- and Enantioselective Catalytic Diels−Alder Reaction of α,β-Unsaturated Methyl Esterss (Gatzenmeier, Tim; Turberg, Mathias; Yepes, Diana; Xie, Youwei; Neese, Frank; Bistoni, Giovanni; List, Benjamin)


J. Am. Chem. Soc.から。

それっぽいカタカナで検索してもヒットしないimidodiphosphorimidate触媒による、不斉Diels−Alder反応。

反応で使用している光学活性imidodiphosphorimidate触媒('P=N-P=N')、というよりは触媒前駆体、は、このようなものを使用しています。


で、GAに描かれているアリルトリエチルシラン、シリリウムイオン発生剤として使用されているようなのですが、何がどうなってシリリウムイオンになっていくのかは、よくわかりません。'P=N-P=N'のNHの部分が怪しいなと個人的には思っていますが、正確なところは論文に目を通さないとわかりません。

とにかくアリルトリエチルシランの役割が知りたいので、読みたい論文に追加です。

Keywords: allyltriethylsilane; imidodiphosphorimidate; Diels−Alder reaction; Tf; cyclopentadiene; methyl cinnamate

この記事を書いた人
「牧岡ふうふ堂」オーナー。博士(工学)。
酒都圏在住。
某地方の国立系工業大学でアシスタントをしていました。 専門は有機反応・金属錯体(主に希土類)・π共役系。
twitterアカウントは@makiokafufudo(お仕事用)、@ymakioka(個人用)です。

 

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