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Keywords: Ar; HOBt; Trt; N-methylpiperidine; Et3N; DMC; MeCN; Bolm, Carsten; 読みたい論文シリーズ; 有機化学; ブログ
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スルホニミダミド(sulfonimidamide)、呪文みたいですが、ベースはスルホン酸(sulfonic acid/sulfonate)。スルホン酸にある2つのS=Oの一つがS=Nに、そしてスルホン酸のアミド(S–OがS–Nになっている)なのでsulfon/imid/amide、と。合成中間体であるベンゾトリアゾイルスルホニミダート(benzotriazolyl sulfonimidateのドイツ語読み)も、構造式と化合物群名との関係が想像できるかと。
実験結果については論文を読んだ方が早いのでここには書きませんが、アレーンジアゾニウム塩を使用するところはアリールカチオン等価体を発生させるために仕方なかったのかなあと本文を読むと、ん?ラジカル機構ですか。そこはMichaelis–Arbuzov反応の硫黄原子版というか、あれの反応様式で考えるのが簡単だと思ったのですが、なんでまたラジカルかいなと(単に私がラジカル反応嫌いというだけのことかもしれない)。類似の反応ですでにラジカル的な反応機構があるのかもしれないけど、本文中で文献を引用してましたっけ。
全体的にはふむふむと読めていける内容でしたが、反応機構のところだけはどうしても腑に落ちないので、後でじっくりと読みたいと思います.
内容と全然関係ないですが本文中の化合物番号にスペースが入ってるのが気になりました。
きょうのどうぶつ
ベビーキウイの木の匂いを嗅ぐイタチ。
計算終わりました
Just finished the calculations: phenyl(trimethylsilyl)methanone (5908-41-8) https://t.co/6JAYMmge1f pic.twitter.com/vgy7DdWzlP
— nanoniele (@nanoniele) December 23, 2019
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