Viewed: 15:57:39 in July 12, 2025
Posted: March 12, 2016
WordPressの記事をアーカイブ化したものです。
「牧岡ふうふ堂」オーナー。博士(工学)。
酒都圏在住。
某地方の国立系工業大学でアシスタントをしていました。
専門は有機反応・金属錯体(主に希土類)・π共役系。
twitterアカウントは@makiokafufudo(お仕事用)、@ymakioka(個人用)です。

振動解析によると、虚の振動数はひとつだけ。
IRC解析すると、順方向、逆方向ともにH
2O + H
2になりました。
平衡式で書くと
H
2O + H
2 ⇄ [HOH
2…H]
‡
こんな感じ。
Gibbsエネルギー差は+294.79 kJ/mol。今まで探索した中では一番低い値ではありますが、それでもまだH
2O + H
2の方が圧倒的に有利ですね。
水素…水素の原子間距離は1.27Åで、酸素-水素の原子間距離は1.16Åと0.98Å。
水素原子のLö;wdin電荷は、–0.314, +0.297, +0.297, +0.362。上の図の左端の水素原子が負の電荷。前記事のものはH
−とH
3O
+のイオンペアな感じでしたが、この記事のはイオンペアというよりは強く分極してるといった感じでしょうか。
H
4O探しはまだまだ続きます。やる気があればね。
あわせてどうぞ
アーカイブ化したWordPress記事よく読まれている記事をアーカイブ化しました。
むりくり計算シリーズH
4OやH14などの分子構造をむりくり計算しました。信じるも信じないもあなた次第。
March 11, 2016
H4Oの構造が見つかった(ただしですね分子ではないですよ。
古舘カップリングを思い出したので計算した某テレビで見かけたのでこの記事を思い出して計算しました。
カルボニル化合物がルイス酸に配位するとLUMOが低くなる話カルボニル化合物としてアセトン、ルイス酸として3フッ化ホウ素をピックアップ。
[水素水] これがH6Oの軌道図だ。想像図ではない。化学者に怒られない程度に勝手にシミュレートしました。
February 11, 2018
[水素水] H6O分子の構造を最適化したらこうなったうん、やっぱりこうなるよね。
May 28, 2016
[水素水] H14O分子の構造最適化をトライした無理くりになりましたので、結果は予想通りに。