Viewed: 10:59:35 in July 2, 2025
![]() |
5,6-bis(amidinato silylenyl)acenaphteneの合成とその構造に関する論文のようですが、論文のタイトルはジシレンで化合物名はシリレン。
著者が強調しているのが、ケイ素=ケイ素二重結合の距離です。その値、2.623 Åと、この論文が出た時点で最長とのこと。
そして、ケイ素=ケイ素二重結合の距離がここまで長くなると、ケイ素=ケイ素二重結合に特徴的でない反応性、例えばシリレン特有のものも出てくるとか。
合成法は5,6-dibromoacenpahtheneとPhC(NtBu)2SiClから。nBuLiを使います。臭素−リチウム交換でリチオ化して云々、ですね。
NMRのケミカルシフト値、反応性について詳しく知りたいので、読みたい論文に追加です。Supporting Informationをしっかり読めばある程度はわかるのでしょうが…。
Keywords: 5,6-dibromoacenaphthene; n-butyllithium; Driess, Matthias
Just finished the calculations: N-(phenylthio)saccharin https://t.co/opgLgOQ6vi pic.twitter.com/B0mzaMKksM
— nanoniele (@nanoniele) December 14, 2018