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Nanoscaleから。量子ドットに関する論文のようです。お水取りもできるリン源として使用しているのでしょうか。
tris(trimethylsilyl)phosphine (TMS3P)の3次元構造。
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P(XMe3)3, X | P−X bond length / Å | X−P−X bond angle / ° |
Si | 2.287 | 106.3 |
C | 1.954 | 107.5 |
結合長はTMS3Pの方が長いですね。ケイ素原子のサイズが炭素原子のものよりも大きいからでしょう。
結合角。これはtBu3Pの方が大きいです。つまり、tBu3Pの方がTMS3Pよりも分子の平面性が高い、ということになります。
ホスフィン化合物は均一系金属触媒の配位子としてしばしば使われ、触媒機能を微調整するために配位子の分子構造をチューニングしたり、たくさんあるホスフィンの中から特定のものがチョイスされたりするわけです。TMS3Pが金属触媒の配位子に選ばれるケースは極めて希と思いますが、リン原子に結合する元素の種類により、リン化合物の結合角も異なってくること、参考にしていただければ幸いです。
ついでなので、読みたい論文に追加です。
Keywords: tris(trimethylsilyl)phosphine; tri(tert-butyl)phosphine; QD; Kim, Sang-Wook
計算終わりました >> 5,10-dihydroindolo[3,2-b]indole https://t.co/280zYLMtwG pic.twitter.com/ECRZZN6EiJ
— キウイ大好きオットちゃん (@ymakioka) 2018年10月30日
計算終わりました >> furo[3,2-b:4,5-b′]diindole https://t.co/dqXWEYAa8X pic.twitter.com/a02b2vJOrr
— キウイ大好きオットちゃん (@ymakioka) 2018年10月29日
計算終わりました >> 10H-benzofuro[3,2-b]indole https://t.co/q69QOInytP pic.twitter.com/GgTfCPEhJv
— キウイ大好きオットちゃん (@ymakioka) 2018年10月27日