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Pd触媒下でのC−H結合活性化を経るアリール−アリールカップリングに関する論文のようで、反応機構に重点が置かれてる模様です(というか想像しています)。C−C結合が形成されるステップで塩基は要らない、ここは6員環遷移状態を経る水素移動だと著者は言いたいようです。
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要旨を見てまずおや?と思ったのが、論文のタイトルにもある、"C−3"、つまり、ピリジンの特定のC−H結合が活性化される理由です。理論計算の結果を読む限りでは、著者らはピリジンのパラジウムへのπ配位を反応経路中に提示していますが、正直、ほんまなんかなあと思っています。
そんなわけで、反応機構、特に位置選択の部分が兎にも角にも気になり、読みたい論文に追加です。アリールパラデーションからのβ−水素脱離じゃないのは何故なんだろう。
Keywords: 3-(4-(trifluoromethyl)phenyl)pyridine; pyridine; C-H bond activation; Albéniz, Ana C.
Just finished the calculations: 2-phenyl-2-THOx https://t.co/NDgFNbiQBm pic.twitter.com/JohLDX23BI
— nanoniele (@nanoniele) January 5, 2019